TOPMAI-JAPANの紹介MAIの紹介イベント情報ベトナム訪問記オンラインショップE-MAIL
MAI-JAPAN TOP画像
ベトナム訪問記  
■タンソンニャット空港
この空港 一言で言うならば 非常に簡素な空港。職員も大声で楽しげに話している人がいるかと思えば 入国カウンターの職員はいかつい顔で笑顔一つ漏らさない。そのくせ 仕事のテンポは遅い。カウンターに2人も職員がいたとしても仕事をするのはそのうちの1人。パスポートを提示しても 声を聞くこともなくただ判を押された。
ようやくカウンターを抜けたと思ったら 次は荷物チェック。これも遅い。X線の機械は2〜3台あるのだが、使うのは2つだけ。しかもそのうちの1台は職員が立ったり座ったりして ほとんど動いていない。その原因は とある白人男性が荷物チェックの際 AV持参が発覚したためであった。ケースに思いっきりいかがわしげな写真が描かれている。職員はそのビデオの内容をチェックするため席を外していたのだ。
空港の外は 黒山の人だかり。まるで動物園のパンダやにでもなったような錯覚を起こすほどだ。外国人を見物しに来る人・物売り・タクシーの客引き・そしてスリ。我々外国人は 柵で仕切られた道を通ることとなる。ますます動物園である。柵のすき間からはベトナム人の手が向かってくる。その中から今回ホテルまで送ってくれる事になっているワゴンの持ち主を捜すのは とても難しいことであった。
車窓から見える景色は「本当に外国に来たんだなぁ」と思うしかないような 妙な不安感を抱かせるような町並み。噂に聞いていたバイクの大群(実際にはホーチミン市中央部の方がその数は多いのだが 空港を出てすぐの時点で既に圧倒されてしまった。)・路上の床屋・鶏を自転車一杯につり下げて走る姿・活気ある市場・シクロ・アオザイの女性…。 得体の知れない興奮と同時に 果たしてこれから10日間 僕はやっていけるのであろうか 等と考えてしまう冷静な自分がいた。

■統一会堂
豪華な式典などに用いられるような部屋・戦中に大統領が隠れていた地下の寝室・大統領の元自宅もあり 彼の集めた世界各国からの土産物の数々も置かれている。地下はコンクリートの壁に鉄板張りで 壁の厚さは1.6メートル 深さは4メートルある。屋上のヘリポート(ダンスホールの横にある)には非常逃走用通路があり その横には戦時中に落とされた2つの爆弾の落下地点が印され その爆弾のカケラが置かれていた。

けれども そんなものより見て欲しいのは 2階正面からの町の様子。真っすぐに伸びる道を覆うかのようなバイクの集団・木陰で休む人々。普段はしつこいシクロのおじさん達ものんびりと見える。一緒について来たストリートチルドレンも 敷地内に入ることが出来ず 門の前で休んだり遊んだり。ここからの景色は 町並みだけでなく人の良さまで見えてくる。

■戦争博物館
ストリートチルドレンが付いてくる中 戦争博物館に到着。ここは博物館と言うより「倉庫」。敷地内に倉庫のような雰囲気の建物が並ぶ。建物内のみならず 屋外にも土産屋と並んで 戦車や戦闘機・砲台が置かれている。倉庫 いや 建物は棟が4つに分かれており、その一つ一つは小さな体育館の様に天井が高く 薄暗い部屋。建物自体は連結されていないので 移動の際には外を通ることとなる。

4棟共に 写真撮影は全てOK。3つ目と4つ目の棟の間に売店があるので、「これで終わりか」と思うのか、結構4番目の部屋に気付かない人もいると思う。 おかげでこの部屋には人影は非常に少なく 売店横の池で魚を見ている人が多い。各棟に1人ずつ位係の人と思われる人がいる。皆 アバウトな感じで 立っているか 扇風機の前で椅子にダラリと座っている。たまに寝ている人も。展示物の説明書きは ベトナム語・英語・中国語。英語が得意な方ならば英語の解説を読めば理解できるし 中国語の解説でも漢字を見れば雰囲気は十分伝わってくるので 是非見てください。ちなみに パンフレットは日本語のものもあります。

30分後 予約していたタクシーが到着。タクシーのメーターはベトナム国産のものではないため ベトナムの通貨と桁を合わせるために紙などを貼って 0を1つ増やしている 。中には桁が増えていないタクシーもあり 表示の10倍の値段を請求してくることがあるが 別に運転手がボッたくっている訳ではないので ご安心を。僕の乗車した方のタクシーでは タクシー無線の音を絞って ベトナム歌謡曲のカセットを大音量でかけていた。これぞベトナム流サービス?

■ハノイ
ハノイに到着。空港はホーチミンのような人込みもなく ただタクシーが停まっているだけ。少しあっけにとられた。私たちの周りには何人ものタクシーの客引きが寄ってくる。バスの方が安いのでバスで行くつもりだったが 客引きの1人が「バス料金×4人分でホテルまで連れていってやる」と言う。当然 モグリのタクシーであるので皆不安そうな顔。車は やけに横幅のある黒い ポンコツのアメ車。トランクに4人分の荷物が入らないので助手席に荷物を乗せ 後部座席に4人が並んで座らなければならないので 両端の2人は半ケツ状態になる。さらに 座り心地の悪い座席のスプリングがギシギシと音をたてながらの移動となった。
のどかな田園風景が何処までも続く、舗装された道を車は走る。途中に料金所が1カ所。空は何となくどんよりとしており、なんとなく嫌な予感。
予感は的中し、突然の 「超」大雨!ワイパーを動かしてもほとんど効果がない。かなり使い込んだと思われるこの車のワイパーの動きはぎこちなく、頼りなさ気に動く。窓がきちんと閉まらないため、持参のファイルでもって雨をしのぐ。エアコンの無い車に5人も乗っているため、窓が曇り、ドライバーは布で窓を一生懸命拭きながらの運転となる。 ドライバーも必死だ。
その豪雨は、富士急ハイランドの「グレートザブーン」を彷彿とさせる位の雨。前がほとんど見えない中、車はクラクションをけたたましく鳴らしながら、トラックを猛スピードで抜き去っていく。その度に僕らは「やめて〜!」「ゆっくりでいいから〜!」と、悲鳴をあげていた。運転手さんにはいい迷惑だったと思う。
しかし、とても怖い。後部座席で騒ぐ日本人を尻目に、運転手は平気な顔。 
豪雨に気を取られていて気付かなかったが、いつの間にか市街地に入っていた。ホテルの前に車を付け、交渉通りの料金を払うと、タクシーの運ちゃんは雨でビショビショになりながらも、ホテルの中まで僕たちの荷物を運んでくれた。
ホテルの名前は「VIET MY HOTEL」という、ミニホテルだ。1泊1部屋20ドル。部屋は綺麗とは言えない。小学校の放送室にあったような深緑色のカーテンのかかる窓からは、少し小降り(小降りと言っても外には 川のように雨水が流れているが。)になってきた雨の中のハノイの街。明らかにホーチミンとは異なる景色である。華やかさはなく、赤茶けた建物の色が、雨で青白く彩られる。
部屋にはベッドが2つと、冷蔵庫、大きな安テーブル、よく沈むソファが2つ、その間に小さなテーブルが置かれる。それに壊れた箪笥。風呂は無く、トイレとシャワーがあるだけ。2つの間には仕切もカーテンもないので、シャワーを浴びるとトイレもビショビショになる。普通の個室トイレにシャワーが付いている、と言ったほうがよいのであろうか。部屋自体、実際使ってみても全く不便はない。
ホテルの職員はとても 優しく、なにより謙虚。 いつも頼りなさそうな笑顔を浮かべながらも僕たちの拙い英語にもしっかりと耳を傾けてくれた。ホテルのフロント前にはテレビがあり、ホテルの客とは思えない近所の人や職員の家族が、お茶を飲みながらいつもテレビをみている。
出かけるつもりであったが、もう少し雨が止むのを待つ。すぐに止むと思っていた雨は、夜まで降り続き、次の日の朝もドンヨリとした空が残っていた。

自転車とバイク
ベトナムの交通状態はご存じのことかと思うが、とにかく、初めて見た時は驚いた。所謂「原チャリ」がひしめき合いながら進むのである。一見、無秩序である。大通りを歩いて横断できただけでも、初めは喜びを感じる程だ。
しかし、この日はベトナムでの「初自転車」の日であったが あまり恐怖感を感じずに、かなり自由に運転することができた。若干落ち着いた街 ハノイでの運転だったからであろうか。 僕の個人的感想では、自転車の運転の基本は「図々しさと責任感」であると思う。未経験の方は是非お楽しみいただきたい。あくまでも「個人の責任」で…。自転車泥棒も多いため 自転車を止める時は決められた場所へ。少し大きな所ではきちんと係の人が並べてくれます。サドルにチョークで数字と記号を殴り書きされます。同じものを紙に書いて渡してくれるものが引換券。無くさない様にしましょう。

バイクに乗ったのはホーチミン市内で。ホテルで紹介されたレンタルバイク屋はまるで地方の駅前にある自転車置き場のようだった。軒先に自転車やバイクが並んでいる。そこでレンタル料金と保証金を支払う。街には日本で言う「スーパーカブ」が多数走っているが、勿論名称は異なり 「ドリーム」「ホンダ」などと呼ばれていた。レンタルバイクには日本で言うスクーターもあるので ギアチェンジに不安がある人も安心。この国ではヘルメットは不要。きっとかぶっていたら 汗だくになっていたことだろう。それ以前にあまりの交通量の多さに スピードはそれ程出せない。 そもそも1人で乗っている人もいるにはいるが 2〜4人、中には赤ん坊を抱いて5人乗り、なんて姿も見られる。時々警察が捕まえてはいるようだが 大体が罰金で許されているようだ。自転車もそうなのだが 車線変更や右左折時は 方向指示器代わりに手を斜め下に下げ パチパチと指を動かす。バイクにはウインカーは付いているものの 作動しないものもあるので注意が必要なのだ。
ヘルメットの無い走行は思いのほか爽やか。意味もなく街中を走り回った。交差点には警察が立っている。青信号に変わる前に ラインをちょっとでも超えようもんなら 即罰金。金額も車種などによって異なる と現地の人は言うが それは本当に罰金なんだろうか と 何かを疑いたくもなる。道の脇には時々 缶の中で石油が燃えているのが見える。これは「ガソリン売ります」のサイン。異様に多いバイク社会のせいか こうやって路上でガソリンを売っているのだ。中には不純物も混入しているとの噂もあるが 僕の利用した店(?)は 問題ありませんでした。しかし 中にはボッタクリなどのトラブルに巻き込まれることもあるので 何にせよ要注意ではあります。駐車禁止区域もあります。歩道脇に赤い色が塗られているので とても分かりやすい。ベトナム女性は手袋・マスク・サングラスがバイクファッション。日焼けと排気ガス対策だそうな。でもこれ、日本でも使えるような気がする。…売れないか。

私達がベトナムを訪問した際の日記です。 見たまま・感じたままをそのままを書き連ねました。そのため いわゆる『旅行案内』とは趣きが異なりますが 読んで戴けると幸いです。

2000/11/26-30
ベトナムの変化
成果の実感
修道院

1997/08/10-17
タンソンニャット空港
統一会堂
戦争博物館
ハノイ
自転車とバイク

1996/08/
第一日目
第二日目
第三日目
第四日目

 

当ホームページ上にて掲載したすべての情報の無断使用、複製、販売、出版、公開等を禁じます。 Copyright (C) 2000 by Mai-Japan. All Rights Reserved