「MAI」は、ベトナムのホーチミン市の大きな通りから少しそれたところにあります。主にストリートチルドレンを保護し 無償で学校の勉強を教えたり 手に職をつけさせ 自立させることを目的とした施設です。ストリートチルドレン以外にも 貧困層の子ども達や経済力の無い女性・虐待児も利用しています。現在では70名くらいの子ども達に学校の勉強を教えるほか 基礎的な生活習慣(手や顔を洗ったり服を着替えて清潔にする事など)を身に付けさせたり 売春や物乞いをしないで生きていくための指導もしています。 10歳〜15歳の子ども達には工芸。17歳〜25歳の青年には洋裁・刺繍(少数民族の伝統的織物)と工芸を取り扱っています。これらは子ども達にとってはかなりの収入になっているようです。 代表のカンさんをはじめとする6人のソーシャルワーカーにより 店の運営・職業訓練・ソーシャルワークがされています。ソーシャルワーカーとしての仕事は売春・アルコール依存症・物乞い等の生活指導と田舎への定住支援・カウンセリングなどです。現在の「MAI」の店舗は大家さんの好意で無料で提供してもらってます。 そして「MAI」とは ベトナム語で『梅の花』という意味。女性の名前としても よく使われます。
ベトナムには 日本と同じような義務教育制度があります。ホーチミン市では小学校 (5年)中学校(4年)までが義務教育となっています。しかし 初等教育を受けるには公立校で月30000ドン(約3ドル)かかります。そのほかにも 教材の購入や 制服(公立・私立を問わずほとんど制服があります)の費用がかかります。 それらの費用が障害になり 学校にいけない子ども達もいます。 また ベトナムは社会主義国なので 決められた地域に住みその地域の学校に行かなくてはならないのですが 職を求めて住居を転々とするなどの親の都合で 学区外に移住したために 学校に行けなくなってしまった子どももいます。
いわゆる道端で暮らす子ども達のことです。 両親と暮らしていない または 死別・離婚・別居などで両親がいない子ども達のことですが 本当に両親もわからず 道端で暮らしている子どもは数少なく 昼間は道端で物乞いをしたりして過ごし 夜は家に帰ったりする子 さらには家族全員で道端で暮らしている場合もあります。 彼らの多くは 学校に行かずに働いています。 ベトナムには6歳〜17歳のストリートチルドレンがおよそ22,000人いるといわれています。