TOPMAI-JAPANの紹介MAIの紹介イベント情報ベトナム訪問記オンラインショップE-MAIL
MAI-JAPAN TOP画像
VUI CHOI-遊 参加者

参加者の感想

実は私は 今回ベトナムに着いて1日目 「私たちが考えて用意してきたプログラムは一体意味があるのだろうか?」とふと思い すごい不安に陥っていました。なぜかと言いますと 1日目に街を歩いた時 もちろんストリートチルドレンが”物売り”や”物ごい”をしに近づいてくるわけです。昨年も来て知っているし わかっていたつもりなのに その姿を見たら急に「この 明日食べる食べ物のことで必死になっているようなこの子達に ”遊ぶこと”しかも 2日間だけのお祭りのような楽しさの中で関わることは どんな影響を与えることになるんだろう…」という思いがわき上がってきたのです。そんなことは きちんと考え ふまえた上での計画を立ててここまで来たはずなのに 現実を見てしまうと改めてストリートチルドレンの子ども達の問題の深さに 一体自分は何ができるのだろうか という無力感を覚えました。ストリートチルドレンの子ども達が 商売相手として私たちに近づいてくる時 彼らの目はどこかさみしげで くたびれた感じで でも必死に何かを訴えている… そんな”裏をもっている”ような顔を見せます。そんな姿を見ていると これから行う交流プログラムではこの子達はどんな反応を見せてくれるのだろうか?と不安でした。

ところが 実際交流が始まってみると とても街にいる時と同じ子達だとは思えないような表情で 本当に子どもらしい一面を見せてくれました。また日本の子ども達とは違う反応(例えば 面と向かって素直に”好き”とか”うれしい”と言ってくれたり)もとても新鮮でした。今回の交流は 2日間だけでしたが この短い時間の中でも きっと子ども達にとって 何か感じてもらえたことはあると思うし もちろん私たち自身も沢山もらってきたと思ってます。しかし これでストリートチルドレンの子ども達の問題が大きく変わったかと言うと そうではないし おそらく私たちが日本に着くころにはもう彼らはいつもと変わらぬ生活に戻っていることでしょう。でも私たちが 今年の夏 彼らに出会っていないよりは こうして出会えた事の方が 彼らの人生の中においても何らかの影響があったと思いたいです。私は将来にわたって これからもこの活動を続けていき 彼らが成長していく姿を見届けるとともに自分も成長していきたいと思ってます。

豊泉 昭子(MAI-JAPAN代表)
BACK

夜8時頃からストリートチルドレンが集まる場所があると聞いた。サイゴン川観光船発着場に面した公園(グエンフエ通りがトンドクタン通りに突き当たるサイゴン川側)である。 そこで子どもたちはサイゴン川のナイトクルーズを終えた降船客に扇子や絵葉書などを売るのである。宿舎のサイゴンホテルの前でタウランプロジェクト(ストリートチルドレンの自立を支援する民間活動団体主宰)のロンさんと待ち合わせて連れていってもらう。ロンさんがお世話をしている子どもの中の2人も一緒である。7歳位の子どもの1人が私の手を引いてくれる。時々私を見上げる目が人懐こい。どんな光景が待っているのか 期待と不安が胸をよぎる。

公園には親に抱かれた乳児から15歳位の子どもが10人ほどいた。年長の子どもが1人煙草を吸っている。投げ捨てると小さい子どもがパッと拾って吸う。私を含めて4人の大人が芝生に座ると3〜10歳位の子どもたちがまとわりついてくる。肩車をしてやると順番を争って両足をよじ登ってくる勢いだ。仲間を窺うとそれぞれ獅子に飛びかかられている象のようだ。取っ替え引っ替え遊んでくたくたの汗びっしょり。疲れたから休ませてくれと身体で訴えて芝に横たわると 群がって肩や足を揉んでくれる。無理矢理に回復させられると肩に腰に飛び乗ってくる。ちょっとした明かりの下で見ると足は膝下まで真っ黒 彼らの足は靴みたいなものだ。足が汚いから下りろ と私の頭上に向かって叫んでいる年長の子もいた。しかし 肩の上の子は馬耳東風。やがて 子どもの1人がジュースを進めてくれた。恐ろしいことに氷が入っている。お腹がガボガボだとジェスチャーで示しても聞かない。覚悟を決めて思い切って飲んだ。その子は満足そうにうなずくと ジュースを持って近くにいる私たちのスタッフの方に向かった。聞くところによると 購入した者がまず一口飲んで次に年長者から順に回すというルールが存在しているのだそうだ。他の子どもが物乞いに来た時も「この人たちは仲間だ」というように説明してくれたようだ。感動した。

しばらく遊んでいると 子どもがつないでいる手を離したり肩から降りて散っていった。顔を上げるとナイトクルーズを終えた客船が 生バンド演奏を響かせてキラキラ光りながら入港してきた。船上ではカラオケに興じている酔客や ジルバを踊っている男女が華やかだ。艀が渡され人々が降り立つと子どもたちが群がっていく。何人かの子どもたちは多少の売り上げがあったようだ。船客たちが去ると子どもたちは「明日も会おう」と言い残して闇に消えていった。驚くことに近くでバイクを止めて父親が待っている子もいた。桟橋で生活しているらしい11歳という男の子は祖母に紹介してくれて 小型折りたたみ椅子を持ってくると掛けさせてくれた。大人の靴磨きが私に靴を磨かせてくれといって近づいてきた時 彼は「自分の友達に手を出すな」という感じで毅然と追い返してくれた。帰る時に椅子を片付けようとすると「自分が始末するから心配するな」という仕草をして見せた。

ちょっと遊そんでやっただけなのに 彼らが見せた気遣いはなんなんだろう。日本でこのような感動をすることはめっきり少なくなった。彼らは貧しいかもしれないが人間の原理原則を身につけている。日本の子どもたちは豊かかもしれないが感情を放棄した動物的な世界に堕ちようとしている。物の豊かさはイコール幸せではない。彼らを支援するつもりで彼らに教えられた。教えることは与えることである。我々こそ彼らに多くを与えられたのである。東洋に共通のお師匠様である孔子は『衣食足りて礼節を知る』といった。人間的に生きんがために豊かさは意味があるのに 豊かになって私たちの国は人間性を失いつつある。貧しさは決していいことではない。しかし ベトナムのストリートチルドレンたちが見せてくれた 人を感動させる振る舞いは何に起因しているのか 真剣に学ぶべき価値があると考えさせられた。
そういえば孔子は『衣食過ぎて…』とは言っていない。1997年8月12日 夜9時30分 鈴木一光49歳の感慨であった。

鈴木 一光(VUI CHOI-遊'97 団長)
BACK

今回のベトナム訪問は4つの目的を持っていきました。一つは 子どものための施設の職員同志の交流です。定期的な新規事業になることを踏まえた上でのパイロットプログラムとしての位置づけです。2つ目は販売事業の打ち合わせと仕入れです。3つ目は福祉関係の施策・活動の調査。4つ目は大学生の体験学習です。

いろいろ忙しく活動してきましたが 企画・運営に携わった者としては全員無事に帰ってこれたことが嬉しかったことです。でも 一番嬉しいことは参加者が全員ベトナムに友達ができたことです。ストリートチルドレンや青年団のメンバー達とたくさんかかわれたのです。私自身も子ども達と泥だらけになって遊び仲良くなれました。こうした体験を通して 相互理解という基盤にたった活動が参加者により今後展開されることを期待しています。

西郷 泰之(MAI-JAPANスーパーバイザー)
BACK

今回のベトナムでは多くの子どもたちと接することができた。道を歩いていると物乞いやガム・絵はがき・ココナッツジュースを売る子どもたちがよってくる。この子どもたちは今日の生活 明日の生活のみを考え必死に生きている。去年一人の少女が絵はがきを売りに来ていたので買ったが その後仲間を集めてまたしつこく売りつけにきた。2度目なのでもういらないと拒否すると蹴られたりとイヤな思いをした。それ以来道で売っているものを買う気がしなくなってしまった。

今年もある店の前で子どもが一人よってきた。赤ん坊を抱いて元気もなさそうに右手を差し出してお金をくれと言っているようだった。通りの向かい側では3人ぐらいの子どもたちが遊んでいた。物乞いの少年を無視し 通りを渡り遊んでいる子どもたちの中に入っていった。私が空手のような構えをすると 子どもたちは蹴りやパンチをしてきた。大げさに倒れるとうれしそうに何度もそれを繰り返した。どこの国の子どもも喜ぶ遊びは同じだなと思っていると さっきの物乞いの少年がやってきた。一度はさっきと同じようにお金を要求してきたが 遊んでいた少年たちに何かを言われてたかるのをやめて 遊びに加わった。さっき見た時の暗い表情は消え 楽しそうに力強く攻撃してきた。 彼らも楽しみたい・遊びたいと思っていることが彼らの笑顔を見て確信した。遊んで仲良くなった後にお金をもらおうと考えることもなかった。純粋に遊びを楽しんでいたのだ。彼らはお金や同情よりも共に遊ぶことで私を受け入れてくれた。遊びを通していい関係がもてた。 しかし 彼らの仕事は観光客相手で 売らなくては明日がないという現実があるのも事実だ。

私たちにはなにができるのだろうか。今後もこの活動を通し、なにが彼らにとって本当に幸せなのかを考えていきたい。

廣井 雄一(MAI-JAPAN副代表)
BACK

ベトナムの街を歩いていると出会うストリートチルドレン。馴れ馴れしく近寄ってくる彼等に始め 恐怖すら感じた。そして自分は眼の前の子どもすら救えないのか という気持ちと それは本当に彼等を救うことにはならないのではないか という気持ちがいつも入り交じっていた。

しかし そのような気持ちはMAIを訪れてから無くなったように思う。絵を描き 飛び跳ね 歌う子どもたち。屈託の無い子どもたちの笑顔。そこには街角で出会う時のような恐怖は全く感じなかった。 「なんだ、普通の子ども達じゃないか。」自分は彼等が厳しい境遇の中にいることを忘れ、遊び、騒ぎ、喜び、そして泣いた。確かに交流のみで彼等が救われるとは思えない。しかしそのような交流の中から生まれる共通体験と友情は決して意味の無いものではないと言うことができる。お金や物ではない 子ども達にとって最も必要なものをプレゼントできたと信じている。

川辺で客を待つストリートチルドレンが我々の方へ近寄ってきた。「物は買わないよ。それより俺達と遊ばないか?」今はそう語りかけることができる。

岡野 正和(MAI-JAPAN)
BACK

タクシー初乗り7500ドン(75円)。
ココナツジュース3000ドン(30円)。
ホーチミン翁のTシャツ2.5$(300円)。
シクロ1時間1$(120円)。
…………………………………………。

なにもかもが超安いベトナム。でも決してお金で買えないものがあった。 HMC1(ホーチミンシティ)のバイタリティ。そして ストリートチルドレンのピュアな笑顔…。 大縄やシャボン玉 絵の具や画用紙と 児童館で日ごろやってるごく普通のプログラムを持っていった。ただそれだけなのに 子どもたちの喜び様といったらスゴかった。世界中どこでも 子どもたちはみな同じ。遊びを欲しているんだ。彼らの無垢な感激ぶりを見て 何度も目頭が熱くなった。

ひょっとしたら もらうことの方が多かった旅でした。

野沢 秀之
BACK

ベトナムに行ってきました。何だかベトナムに行って忘れかけていた何かを思い出しました。人間は何が一番大切かということを少しだけ考えさせてくれる所だと思います。本当に心地よいパワーをありがとうございました。
そして また…。

神田 有規
BACK

子どもたちの笑顔はどこにいても最高だということを実感しました。私たちがこれからしなければならないことは 世界中の子どもたちが同じ様に心から笑えるようになること。先進国の子どもと途上国の子どもの笑顔の裏側にあるものは違うかもしれない。でも「笑う」という行為を通して 人が生きる力を見せてもらったような気しています。

自分自身の生き方も、問われたような経験でした。3日かかってなついてくれたあの子は 来年何をしているでしょうか。どんな笑顔を見せてくれるでしょうか。とても楽しみです。

山本 真実
BACK

今回この企画に参加して、一言でいえばショックを受けた旅行でした。

日本人として日本で生活してきたことが 自分にとって何なのか?「豊かである」という自国の形骸化された概念を なんともさっぱりとくつがえしてくれた旅行でした。ただの観光客として行けば 街角に立って商売している子どもたちにとって私は ただの「日本からきた金持ちの客」であり 人間として意志を通じ合わせることなんてできなかったでしょう。
「Street Children」と称されている子どもたちと ただただ遊ぶ。遊びの中で国境を越え年齢を超え 各々の境遇を越えて 友情みたいな何かが心の中で揺れ動く。今までこんな体験をしたことがなかった私にとって これからの生き方そのものにまで影響しそうなくらいの感動を覚えた旅行でした。この企画で関わったすべての人におおきな感謝の気持ちを送ります…。
また、ベトナムに行きたい!!

小森 敦
BACK

ベトナムへ行って最初の日 外を歩いているとたくさんの物売りや物乞いの子どもたちが寄ってきました。私はすきを見せてはいけないと思い ムスッとした顔で「NO,NO」とばかり言って 早足で歩きました。それでもどんどん子どもたちが寄って来るので けっこううんざりしました。でも MAIの子どもたちと遊んだ時は 子どもたちも私もずっと笑顔でいました。それは 言葉が通じない分笑うしかないということもありましたが それだけでなく 本当に楽しかったのです。私はふと 自分の子どもたちへの対応が道での対応と違いすぎて おかしいのではないかと思いました。だけど私は 子どもたちにはいつも 一緒に遊んだときのあの笑顔でいてほしいです。生活のために商売をして歩いている姿は 子どもの本来あるべき姿ではないと強く感じました。子どもにとって本当のふさわしい姿とは 今でも私の頭にすぐに思い浮かぶ あの笑顔であると思います。日本の子どもたちにももちろん 世界中の子どもたちに いつもあのキラキラの笑顔でいて欲しいです。

ベトナムの子ども達と接して 子ども達の笑顔や遊んでいる時の様子などは どこの国でも同じなのだと思いました。道で働いている子ども達は暗い顔をしていました。私は子ども達にいつもキラキラの笑顔でいてほしいです。

村谷 佐和子
BACK

ベトナムに着いた日 レストランで夕食をとって外にでると たくさんのストリートチルドレンが花や絵葉書や扇子を持ってしきりに声をかけてきた。話には聞いていたけれど 実際に目の当たりにして、すごくショックだった。まだ5つか6つ位に見える子も当たり前に仕事をしている。とびっきりの笑顔を作って 大きな目でじっと見つめて頼みこむ。自分もまだ甘えたいさかりの小さな子どものくせに もっと小さな赤ちゃんを片手に抱いている子もいる。最初は「1dallar」。一生懸命上を見上げて 私たちの手や腕をさわったりン(5000ドン=1ドルの半分)」とか「サンゼンドン(3000ドン)」とか、日本語で言ってくる。1つのものを売るために ずっとついて歩く。3000ドンなんて 日本からすれば30円か40円のお金のために こんなにお願いしているなんて 本当にせつなくなってしまう。でも同情で買うわけにはいかない。ホーチミン市だけで40,000人はいると言われるストリートチルドレンなのだ。「自分が欲しい物だけ買う それが正当な取引」自分に言いきかせながら歩いていたけれど 次々にやってくる子どもたちのあまりの熱心さと笑顔を前に どんどんblueになっていった。どうしてこんなにかわいい小さな子たちがこんなことを毎日していなければならないのだろう なんて思っている時に来た女の子の持っている絵はがき。手に取った後 やっぱりいらない と返そうとしてももう受け取らない。横から出てきたそのこのお母さんも「おなかをすかせた子どもたちが3人もいるのよ。」と言ってくる(こういう時の英語に限って よく理解できてしまう)。ホーチミン市の観光スポットの絵はがきだし まぁ 1セットくらい持っていてもいいか なんて思って (かなり渋っていたけれど)ついに買った。その女の子はひざを少しまげて小さな淑女のようにおじぎをして戻って行った。
昼間ココナッツジュースを売っている10才だという男の子に かついでいるてんびん(両端にはココナッツや、それを冷やすための氷の入った箱がぶら下がっている)を持たせてもらおうとしたが 持ち上げられなかった。とんでもなく重い。こんな物を持って ニコニコしながら私たちの横についてずっと歩いているのだ。こんなふうに働いている子どもたちの通うMAIの補習校で 2日間にわたって子どもたちと一緒に遊んだ。それはすばらしい経験になった。
親を失っている場合も多く 毎日忙しく働いている子どもたち。目が合っただけでも 手をつないだだけでも とてもうれしそうだ。言葉なんて通じなくても全然大丈夫。身振り・手振りで あとはお互いに日本語とベトナム語で会話しているのに通じてしまうのだ。
子どもたちの目の輝き・笑顔は本当にすばらしくて 言葉では言い表せない。子どもたちはまた 年下の子の面倒も実によく見る。それに とても気が利いていて 何かにつけて手伝ってくれる。日本の子どもたちは こういったことを身につけることはできるのだろうか と思ったりもする。 そして ベトナムの子どもたちの明るさ 友情の心も忘れることができないくらいすばらしい。
ベトナムは確かに貧しい。でも私は 日本が物が豊かになった代わりにどこかに置いてきてしまった大切なものを 彼らはたくさん持っていると思った。

田中 寛奈
BACK

豊泉 昭子
鈴木 一光
西郷 泰之
廣井 雄一
岡野 正和
野沢 秀之
神田 有規
山本 真実
小森 敦
村谷 佐和子
田中 寛奈

BACK

当ホームページ上にて掲載したすべての情報の無断使用、複製、販売、出版、公開等を禁じます。 Copyright (C) 2000 by Mai-Japan. All Rights Reserved